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指のしびれや手首の痛みを見過ごさないで!手根管症候群(CTS)について

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パソコンで長時間タイピングをしたり、マウスを使ったり。その動作の負担は指先ではなく手首にかかっています。手首は体の部位でいちばん使われている関節のひとつです。仕事以外にも日常生活の様々な動作で手首は酷使されています。スポーツをする人や育児中の母親は特にリスクが高まります。アメリカでは400万~1000万人が経験するという手根管症候群。あなたの手首も危険にさらされているのです!

手根管症候群って?

手根管症候群(Carpal Tunnel Syndrome CTS)は、腕の上部から手のひら、親指・人差し指・中指・薬指の半分まで通う正中神経が、手根管内で圧迫されて起こす症状を言います。手根管とは、手首の関節にある骨と靭帯でできた狭いトンネルで、腱がむくんだり炎症を起こしたりして、正中神経を圧迫し、痛みやしびれ、麻痺などを引き起こします。神経が圧迫されるのですから、時には激しい痛みも伴い、手指がこわばって動かせなくなることもあります。

手根管のむくみや炎症は突発性のものが多く原因は不明ですが、運動や仕事で手首を使い過ぎると起こることがあります。また妊娠中、出産後、更年期の女性にも多くみられますが、これはホルモンの乱れで手首にむくみが起こるためということしか解っていません。

また、まれに腫瘤性のものもあり、この場合は外科手術によって腫瘤を取り除かなくてはいけません。

症状を知ってセルフチェック!

手根管症候群の初期症状は、人差し指と中指のしびれや痛みです。進行すると正中神経の支配範囲である親指から薬指の中指側までに症状が広がります。指がこわばって、人差し指と親指でOKサインができなくなり、さらには感覚が麻痺してしまいます。症状は指に出るので、手首の異常だと気付くのが遅れて悪化してしまうことが多いようです。

朝、人差し指と中指がしびれたり痛んだりして目覚めたことがありますか?しびれや痛みを感じても、手を振ったり動かしたりすると痛みが和らぐので、そのままにしていませんか?

これらはすべて手根管症候群のサイン。思い当たる場合はすぐに医師の診断を受けましょう。

手根管症候群 にならないために

手首の疲労をためないように、仕事中は定期的に休憩をすることが一番の予防法です。パソコンを使う仕事の場合は、キーボードの手前に置くハンドレストや、手首保護パッドのついたマウスパッドなどのグッズを利用するのもいいでしょう。特にマウスは片手に負担が集中するので、利き手の手首を痛めてしまいます。時間ごとにマウスの位置を左右逆にするという予防策をとっている人も少なくありません。

予防のストレッチ&エクササイズ

おわりに、疲れた手首のためのおススメのストレッチとエクササイズを紹介します。仕事の合間などに意識的に行いましょう!
注意!!このエクササイズをして痛みやしびれ、麻痺がおこった場合は、手根管症候群の疑いがありますのですぐに医療機関を受診しましょう。

手首のストレッチ
手のひらを上にしてひじをまっすぐに伸ばし、もう片方の手で伸ばした手のひらを下の方へ曲げます。気持ちいい程度のストレッチを感じたら、10~15秒間保ちましょう。左右で行います。

今度は反対へ曲げます。ひじは伸ばしたまま、手の平を下に向け別の手で伸ばした手を下向き(手前)に曲げます。これも軽く伸びている感じがしたら、10~15秒間保ちましょう。左右行います。

テニスボール握り
痛みがでない範囲でできるだけ強くテニスボールを握り、5秒間保ちます。5~10回繰り返し、左右行いましょう。握ってストレス解消ができるグッズもありますので、それを利用してもいいですね。

参考サイト 日本整形外科学会 http://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/carpal_tunnel_syndrome.html

 


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